異例の早さでインフル大流行 しっかり手洗いで予防

インフルエンザが例年よりも早く大流行しています。13日午後、最新の患者の数が発表されまして、前の週から倍近くに急増しました。

東京・大田区のクリニックです。クリニックでは今月に入って約150人がインフルエンザと診断されました。厚生労働省が13日午後に発表した報告によりますと、今月8日までの1週間のインフルエンザの推定患者数は約33万人。前の週の約18万人から2倍近くに増えたことが分かりました。

大川こども&内科クリニック・大川洋二院長:「流行が1カ月ぐらい確実に早まった。突然の発熱、けんたい感、頭痛、せき、今年は嘔吐(おうと)を伴う方が何人かいらっしゃいます」

例年に比べて流行が早い。それを裏付けるようなデータがあります。都内の学校では今月8日までで、すでに454校が学級閉鎖などに追い込まれました。去年の同時期と比べると5倍以上のハイペースです。

インフルエンザの主な感染経路は、学校など人が多く集まる場所などでの飛沫(ひまつ)感染と接触感染です。予防の基本は手洗いと語るライオンの芳賀さんに正しい方法を聞きました。

まず、流水でざっと汚れを洗い流します。ハンドソープを付けた後のコツはこすり洗いとねじり洗いだといいます。まず、手のひらをよく洗ってください。5回ぐらい、こすり洗いをします。手の甲も、逆の手のひらでこするように5回ぐらい洗ってください。指の間も両手を組んでこすり洗い。さらに、親指は付け根のほうから汚れますので反対の手でねじり洗いをします。最後に忘れがちな手首です。手首も、逆の手でねじりながら洗います。くしゃみの飛沫が掛かりやすい手首も念入りに。

インフルエンザのピークはまだまだこれからです。