(株)日立製作所 水処理機械設備の新設・更新事業を(株)日立プラントサービスに譲渡(参照:日立 10月に高硬度水や井戸水にも対応可能な家庭用エコキュートを発売へ)
image from 日立プラントサービスHPより
株式会社日立製作所は、国内の上下水道向け水処理機械設備の新設・更新事業を同社の100%子会社である、株式会社日立プラントサービスに譲渡することを発表した。日立プラントサービスは、これまでにも水処理機械設備の保守サービス事業を手がけている。今回の事業再編で日立プラントサービスは、水処理機械設備に関して新設から保守、更新まで一貫して対応できるようになり、より事業の効率化が図れるようになる予定だ。譲渡は2020年4月1日付で行われると発表されている。海外向けの水処理機械設備関連事業や施設の監視・制御に関する電気設備等は、引き続き日立製作所が行なうとのこと。
現在、日立製作所がおこなっている新設・更新事業は売上高80億円程度とみられる。譲渡されることにより、日立プラントサービスの国内の上下水道向け水処理事業は200億円超えになる見込み。日立製作所で同事業に携わっている従業員は、日立プラントサービスへ出向や転籍という形になる予定だ。
日立プラントサービスは、国内の上下水道向け水処理機械設備の保守サービス事業のほかに、産業用水処理から汚泥処理まで環境技術のサポートも行っている。今回の事業再編では高度な技術を持ったエンジニアも多く出向・転籍する形になるため、それらの事業についても、今後の動きに注目が集まっている。