スポーツ界の発展に貢献した大島鎌吉の顕彰碑除幕式、金沢で

1932年ロサンゼルス五輪陸上三段跳び銅メダリストで、64年東京五輪で日本選手団長を務めるなどスポーツ界の発展に貢献した、元毎日新聞運動部記者、大島鎌吉(けんきち)(1908~85年)をたたえる顕彰碑の除幕式が14日、金沢市小立野5の経王(きょうおう)寺であった。親族ら約40人が参加した。
大島は金沢市出身。金沢商業学校(現在の石川県立金沢商業高校)時代、陸上競技にのめり込んだ。34年には毎日新聞社に入社し、ベルリン特派員として活躍。36年のベルリン五輪にも出場した。戦後は記者のかたわら、陸上の後進育成にも注力。日本スポーツ少年団の発足にも尽力してスポーツの裾野を広げ、晩年は反戦運動にも取り組んだことなどが評価され、アジア初の「オリンピック平和賞」も受賞した。
顕彰碑は来年の東京五輪・パラリンピックを前に大島の功績を後世に残そうと、親族らが建立。大島の略歴や写真を石に刻み、菩提(ぼだい)寺である同寺に設置した。親族の松本かがりさん(52)=金沢市=は小学生の頃、大島に会ったといい「オーラがあって、子どもながらに偉大な人なのかなと感じた」と振り返る。大島幸代さん(51)=同=は「碑の建立をきっかけに多くの人と出会い、(大島について)教わることができた。金沢の人にもっと広く親しんでもらえたらうれしい」と喜んだ。【日向梓】