栃木県小山市が養殖に取り組む「ラムサールナマズ」を揚げた「ラムサールなまカツ」が道の駅思川(同市下国府塚)の「小山食堂さくら」で人気だ。塩こしょうの下味に、小麦粉・卵・パン粉の衣を付けて約4分揚げたシンプルな品ながら、高タンパク低カロリーで上品な味に仕上がっている。ナマズの在庫がある間の限定品だが、12月中は提供が続く見通し。
同市では渡良瀬遊水地付近を中心に古くからナマズが食べられていたといい、2016年から養殖に取り組むように。稲刈り後の田に水を張って微生物を活性化させる自然農法「ふゆみずたんぼ」に取り組む農家が中心になっていることもあり、生物の豊かな遊水地にちなんで「ラムサールナマズ」と名付けられた。
当初はイベントなどで天ぷらにして提供していた。水揚げが少ない年もあったが、餌やりや共食いの防止などで市と農家が試行錯誤を続ける中で今年は豊漁になり、以前からナマズ料理に挑戦していたさくらとの協力に乗り出した。
11月から単品とソースカツ丼風の「ラムサールなまカツ丼」をさくらで販売。白身が軟らかく、養殖池から揚げたナマズを1週間ほど真水に入れて泥を抜くため臭みもない。子供も食べやすい「ラムサールなまカツバーガー」の提供も近く始める。【林田七恵】
小山食堂さくらは小山市下国府塚25の1の道の駅思川内で、営業は午前11時~午後9時(ラストオーダーは午後8時)。ラムサールなまカツは単品税込み275円(約170㌔㌍)、丼はミニサイズのみで同418円。小山市まちの駅「思季彩館」(中央町3)でも今月中に数量限定でバーガーを提供する。