教員同士のトラブルか、担任4人が一斉に休む

奈良県大和郡山市立郡山南小で、2学期が始まった2日から、20~50歳代の担任教諭4人が一斉に休んでいることが、市教育委員会への取材でわかった。教諭同士のトラブルとみられるが、教頭らが分担して各学級を受け持つ異例の事態になっている。
市教委によると、4人は2、3年の担任で、そのうちの1人に対し、別の教諭の接し方が厳しいと4人が8月下旬、校長に訴えた。その後、体調不良を理由に約3か月間の休養が必要との診断書と特別休暇願を郵送で提出、今月2日から休んでいる。
これを受けて、学校や市教委はこの4人を除き、約30人の教諭らに聞き取り調査。今のところ、いじめやパワハラは確認できなかった。4人とは連絡が取れていない状態で、体調以外の理由があるかはわからないという。学校側は保護者会を開いて状況を説明。市教委や県教委から教員らを派遣してもらい対応している。
鍵本光弘校長は取材に対して「続けて4人との接触を試み、よく話し合いたい」と話した。市教委は「児童の授業に支障がないようにしたい」としている。