薬で眠らせた女性に性的暴行を加えたとして、警視庁築地署は12日、三菱UFJ銀行の元行員、千秋凉祐(りょうすけ)被告(28)を準強制性交等容疑で再逮捕した。自宅のパソコンから女性数十人分の身分証の画像データが見つかっており、同署は他にも被害者がいるとみて捜査している。
再逮捕容疑は今年3月5~6日、東京・銀座の飲食店で20代女性と食事中、飲み物に睡眠作用のある薬を混ぜて飲ませ、近くのホテルに連れ込んで暴行。同14~15日にも都内で別の20代女性を同じ手口でホテルに連れ込んだとしている。「何も言いたくありません」と供述しているという。
築地署によると、女性2人とはスマートフォンのマッチングアプリを通じて知り合った。同じ手口で30代女性に性的暴行を加えたとして7月に逮捕、起訴されている。【最上和喜】