横浜市のみなとみらい地区にある大観覧車のデジタル時計が23日、表示を再開した。首都圏を襲った台風の影響で表示が消えていた。
時計は、同地区の「よこはまコスモワールド」にあり、コスモクロック21と呼ばれている。同地区のシンボルマークとして多くの観光客が記念撮影する人気のスポットだ。時計の横浜赤レンガ倉庫側のLEDライト制御部分が台風による雨水などで故障し、10月から表示が消えたままとなっていた。
コスモワールドを運営する「泉陽興業」(大阪市)の東京支社によると、修理は約380枚のLEDパネル交換や新たな防水措置など大がかりとなり、当初は来春までかかるとの見立てもあったという。担当者は「関係各所に働きかけ、なんとかクリスマスに間に合った」と胸をなで下ろした。【樋口淳也】