新潟大は13日、研究室の大学院生にアカデミックハラスメント(アカハラ)やセクハラをしたとして自然科学系の50代男性准教授を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は11日付。
新潟大によると、准教授は2016~18年にかけ、自身の研究室に所属する大学院修士課程の男子学生3人、女子学生2人に、学部生の講義のテストの採点をさせるアカハラをした。この女子学生2人に対し、足や胸に関する発言をするなどのセクハラをした。
18年春に5人全員が学内のハラスメント窓口に申し立てて発覚、新潟大は5人全員を別の研究室に異動させ、ハラスメント委員会で調査していた。准教授は不服申し立てをしており「ハラスメントという認識はなかった」と話しているというが、同委はハラスメントがあったと認定した。高橋姿学長は「職員としての自覚と責任に欠け誠に遺憾。被害学生に深くおわびする」とコメントした。【酒造唯】