職員雇用と偽り2300万円を不正受給 愛知・豊明の福祉サービス事務所を行政処分

常勤職員について虚偽の報告をして給付費約2300万円を不正受給したとして、愛知県障害福祉課は20日、豊明市二村台の指定障害福祉サービス事業所「アームズ」に対し、新規利用者受け入れを6カ月間停止する行政処分を出した。
同課によると、障害者の就職支援を行うアームズは2016年4月~19年6月、障害者総合支援法で規定された常勤職員3人を配置せず、周辺市町に訓練等給付費を請求。また、県に対し、常勤職員を雇っているとの虚偽の雇用契約書を提出していた。
給付費を出した市町はアームズに対し、給付費と加算金の計3257万円の返還を求める。【竹田直人】