「京アニ事件にNHK関与」と誤解させる書き込み、まとめサイト編集長を提訴

NHKは24日、昨年7月の京都アニメーションの放火殺人事件を巡り、インターネットに出回る情報をまとめたサイトに、NHKが事件に関与したと誤解させる加工画像や書き込みを載せ、拡散させたとして、サイトの編集長に対し、約700万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を、東京地裁に起こした。
NHKによると、このサイトは「LH MAGAZINE」。同局ディレクターの実名を含む複数の投稿を転載した。同局のニュース映像を加工し「警察よりも早く、事件の犯人の遺留品を回収するNHK取材クルー」と虚偽の説明文を付けた画像や、「NHK共犯説を唱えられても仕方ないぞ」との書き込みなどがあった。
NHKは「重大な事件に関与し、証拠を隠したかのように誤解させ、報道機関としての信頼を低下させた」としている。
NHKは昨年8月、サイトの発信者情報の開示を求める訴訟を大阪地裁に起こし、同12月の判決でサイトのサーバー管理会社(大阪市)に開示が命じられた。NHKは今月、開示された情報をもとに、サイト側に損害賠償と謝罪を求める文書を送付していた。転載された加工画像の投稿者についても、情報開示を求める訴訟を東京地裁に起こしている。