中国・武漢市から、チャーター機で帰国し、新型コロナウイルスの検査で当初「陰性」とされた日本人の男性が、再検査で感染が確認された。
厚生労働省によると、感染が確認されたのは、先月29日にチャーター機の第1便で帰国した40代の男性。帰国した際、37℃の発熱とせきがあり、のどの奥の粘液を採取し検査したところ、「陰性」だった。
しかし、その後、同じ日に採取した「たん」で検査した結果、1日、「陽性」と確認されたという。
このウイルスは、人によって、のどや肺などウイルスの増殖する部位が違う可能性があり、男性の場合は、たんを調べたところ陽性が出たという。
一方、チャーター機の第3便で帰国した日本人のうち2人の感染も確認され、このうち30代の男性は症状が出ていないという。