1億5000万円所得隠し “闘う社長”元キックボクサーの悪質さ

自身をブログで「闘う社長」と紹介していた元プロキックボクサーは税金をゴマカシ、出会い系サイトで稼いだ金で、ぜいたく三昧の生活を送っていた。
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出会い系アプリなどの制作を手がける広告会社「トップドッグ」(東京都豊島区)の経営者で元プロキックボクサーの藤井英人社長(43)が約1億4900万円の所得を隠し、法人税3500万円を脱税したとして、法人税法違反の容疑で東京国税局から刑事告発された。国税は昨年6月に査察に入り、容疑を否認していたため、悪質と判断したようだ。
「藤井社長は、複数の知人が経営する会社にウソの請求書を作らせ、仕事を発注したように見せかけ代金を口座に振り込んでいた。外注費を支払ったことにして、知人の会社から現金でキックバックを受けていたのです。信用調査会社の資料によると、同社の売上高はここ数年、毎年3億円で、2018年12月期の売上高は4億5000万円になっていた。18年12月期までの2年間で、3500万円を脱税していた疑いです」(国税事情通)
脱税で得た金は高級時計やブランドバッグの購入に充てていたほか、飲食代や株式、不動産の取得にも使われていた。
会社の設立は2005年。同社は転職サイトに「パチンコや競馬、飲食業界の顧客と直接取引しています。評判が口コミで広がり、広告依頼が増加中。09年には売上高10億円、対前年比200%を記録しました」と明記していた。
■出会い系アプリ制作で業績アップ
「コンサルタント業務や広告業に加え、『トップドッグレコーズ』という音楽事業をしていたこともあったが、実態は不明です。最近はマンションなど不動産投資の電話代行業のほか、出会い系アプリの制作で売り上げを伸ばしていた。どうやら関連会社が出会い系サイトの運営にも関わっていたようです。そのサイトはとにかく利用料が高額でサクラが多いともっぱらでした。女性から直接的なお誘いのメッセージが次々送られてくるが、結局は会えず、お金を取られるだけと、さんざんな評判でした」(業界関係者)