1966年に静岡市で起きた「袴田事件」で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌元被告(83)=最高裁に特別抗告中=を支援する「袴田さん支援クラブ」が8日、浜松市内のホテルで87歳を迎えた姉秀子さんの誕生日会を開いた。
秀子さんは冒頭、2018年6月に東京高裁が地裁の再審開始を取り消したことに触れ、「棄却されても問題じゃありません。私は(袴田さんの)再収監の心配は一切していない。巌がここにいるだけで十分。今後とも支援をよろしくお願いします」と笑顔を見せた。
秀子さんはその後、お気に入りの歌をピアノ演奏に合わせて歌い、支援者らがダンスなどで盛り上げた。巌さんは出席しなかった。
出席した弁護団事務局長の小川秀世弁護士は「一日でも早く(再審請求審の)決着をつけたいという思いに駆られている。必ず最高裁で、無罪に近づけるような活動をしていきたい」と語った。【古川幸奈】