国公立大2次試験の前期日程が25日、始まった。168大学580学部に、24万3052人が志願し、募集人員に対する倍率は3.0倍。
大手予備校の河合塾によると、近畿2府4県では、前期日程の志願者は3万9697人。前年比で3834人(8.8%)減少した。教育情報部の担当者は「18歳人口と浪人生の減少が主な要因。また、今年は大学入試センター試験の平均点が低く、2次試験の受験を諦めた生徒もいる」と分析する。
大阪大では25日午前、2キャンパスで試験が始まった。前期で11学部に7462人(前年比74人減)が志願し、志願倍率は前年と同じ2.6倍となった。合格発表は3月9日。
阪大吹田キャンパス(大阪府吹田市)では、受験生が試験開始直前まで参考書に目を通していた。今年は、国内で新型コロナウイルスへの感染が相次いでおり、大学がマスクを配布したり消毒液を試験会場に置いたりと対策を取った。体調不良者に備え、別室受験ができる態勢も整えた。
歯学部を目指す名古屋市立名東高3年、西脇理奈さん(18)は「手洗いの徹底など、健康管理に気をつけてきた。緊張しているが、歯科医になる夢を実現するために頑張りたい」と話した。
九州大(福岡市)では全12学部に計5010人が志願した。志願倍率の平均は前年度より0.1ポイント低い2.4倍だった。
試験は同市西区の伊都キャンパスなど市内の計3キャンパスで実施。九州大では今年、試験監督にマスクの着用を義務付け、受験生のマスク着用も認めた。
この日は外国語と数学の試験があり、農学部を受験する県立福岡高3年、甲田光希さん(18)は「アルコール消毒やマスク着用などで新型コロナウイルス対策をしてきた。いつも通りを心がけて臨みたい」と語った。
26日は国語や理科などの試験があり、合格発表は3月8日に伊都キャンパスである。【渡辺諒、吉川雄策】