芦屋にニホンザル 消防本部倉庫で捕獲後、六甲山に運ぶ途中で死ぬ

兵庫県芦屋市消防本部(同市精道町)の車庫内で20日にオスのニホンザル1匹が捕獲され、六甲山に運ぶ途中で死んでいたことが25日、同市などへの取材でわかった。2019年末から伊丹、尼崎、西宮各市の市街地をさまようサルの目撃情報が相次ぎ、20日以降は目撃情報が途絶えていることから、各市は同一個体の可能性があるとみている。
芦屋、西宮両市によると、20日午前10時過ぎ、西宮市津門西口町の公園付近でサルが目撃され、昼前には芦屋市の打出商店街や付近の保育所を経て、芦屋市役所隣の消防本部車庫に逃げ込んだ。近くの精道小では校内放送が流れ、昼休みの運動場使用が禁止になるなど緊迫する中、車庫のシャッターを閉め、消防と市職員ら7、8人がイノシシ用のとり網で捕獲した。
サルは体長60センチ。捕獲する際に暴れたためビニールシートにくるんで六甲山に運んだが、途中で死んだという。死因は不明だが、放浪中にけがをしていた可能性もあるという。
サルの目撃通報は、19年12月20日の伊丹市西野を皮切りに、同23日には尼崎市内へ。20年1月初めは大阪市西淀川区でも目撃され、同中旬からは尼崎、西宮両市の武庫川付近へ移動していた。尼崎市などで目撃されたサルには首に発信器のようなものがついていたが、捕獲されたサルにはなかった。ただ、芦屋市でサルが捕獲された20日以降は目撃が途絶えたため、各市は同じサルの可能性があるとみている。【井上元宏】