大阪都構想の「北」「中央」区名、変更せず…「同名」東京側の要請拒む

大阪市を廃止して、4特別区を新設する「大阪都構想」の制度案を議論する大阪府・大阪市の法定協議会が26日、府庁で開かれ、4特別区の名称を原案通り「北」「中央」「淀川」「天王寺」とすることでまとまった。
東京都の北区と中央区から、同じ区名となることに難色を示されていたが、「長く親しまれてきた区名だ」として変更しなかった。
特別区の名称を巡っては、府・市が1月、東京都の北区と中央区に同一の名称を使うことに理解を求める文書を送っていたが、2月、「住民に戸惑いが生じる」(中央区)などと両区から再考を求める文書が返ってきていた。
この日の法定協では、こうした経緯が報告され、変更を検討すべきか議論。大阪維新の会の市議は「全国的に同じ名称があり、大きな混乱は生じない」と主張し、公明党の市議も「大阪の歴史の中で、市民に慣れ親しまれた区名だ」と述べ、自民、共産両党からも異論が出なかったため、原案通りとする方針が了承された。
府・市は今後、東京の両区と総務省に報告し、改めて理解を求める。両区や総務省の了承は必要なく、11月に予定される大阪市民対象の住民投票で賛成多数となれば、原案通りの名称の4特別区が新設される。
この日は、特別区新設後も、現在の24区の庁舎に災害対策本部を設置できるようにすることや、市内の高齢者や小中学生を対象とした天王寺動物園など市立11施設の入場料の優遇措置を特別区民にも継続することも決めた。