国公立大学は12日から2次試験の後期日程が始まるが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、試験そのものを中止にする動きも出ている。
埼玉県立大(埼玉県越谷市)は後期試験を中止し、大学入試センター試験や調査書で合否を判定するという。保健医療福祉学部のみの同大では後期の定員40人に対して、482人の出願があり、小論文と面接を予定していた。入試担当者は「保健医療を担う大学として感染拡大の防止に努めたい」と話す。
北海道教育大(札幌市)も、教員養成課程と国際地域学科の後期試験を中止。大学入試センター試験や調査書で合否を判定する方法に変更した。また、実技試験を課す予定だった芸術・スポーツ文化学科は、受験生本人が演奏している様子の録画を提出する方法などを検討している。
北見工業大(北海道北見市)も3会場(北見市、東京都、大阪府)で予定していた後期試験を中止にし、センター試験や調査書などで総合的に合否を判定する。志願者は3会場で計1605人(志願倍率11・2倍)で、同大は3日、全志願者に電話で入試の中止を連絡する。
大阪府立大(堺市)は、8日の中期試験に約5000人、12日の後期試験に約1200人が出願しており、受験生にマスク着用を呼びかける。マスクを持っていない場合は大学が提供することも検討しているが、入試担当者は「十分な量が確保できるか分からない」と頭を悩ませている。