河井案里氏秘書 自宅から12キロ歩いて広島地検に出頭 事務所はひっそり

2019年参院選を巡り、河井案里参院議員の陣営が法定を超える日当を車上運動員に支払ったとの疑惑の発覚から4カ月。前法相の夫妻を巡る広島地検の捜査は3日、重大な局面を迎えた。
<河井前法相・案里議員の秘書3人逮捕>広島地検、公選法違反容疑
案里氏の男性公設秘書は、日が昇って間もない3日午前6時45分ごろ、スーツの上に黒いジャンパーを着て黒いかばんを持ち、広島市内の自宅を出た。白いマスクをつけていて報道陣の問いかけには一切応じず、真っすぐ前を見て歩き出した。
約12キロの道のりを黙々と歩き、午前9時すぎ、市中心部にある広島地検の庁舎に到着。地検の係官とみられる数人に出迎えられ、正面玄関から中に入った。周辺には多くの記者やカメラマンが集まり、通りかかった男性は「誰ですか?」と驚いた様子を見せた。
地検の約700メートル北にある、1月15日に地検が捜索に入った案里氏の事務所。安倍晋三首相と案里氏の顔が並び「日本の明日を切り拓(ひら)く。」と書かれたポスターが張られた入り口のドアは閉まったまま。人影がなく、ひっそりしていた。【手呂内朱梨、加藤栄】