モルドバ大統領のサイン入り 長野・東御市、ワインをヤフオクに出品 落札金は復興支援に

大統領のサイン入りワインを落札しませんか--。台風19号の豪雨災害で甚大な被害を受けた長野県東御市は、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンに登録している東欧モルドバから寄贈された特産ワイン5本をヤフーオークションに出品している。ワインには同国のイーゴル・ドドン大統領のサインが入る。落札額は全額を復興支援に充てる。
同国は「ワイン発祥の地」とされるほどワイン生産が盛ん。ワイン生産に力を入れる東御市とワインを通じた交流を続けている。
2019年10月、ドドン大統領は天皇陛下の即位に伴う祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」に出席した後、ホストタウンの東御市を訪問した。台風で被害を受けた市を見て心を痛めたドドン大統領は、持参したワインを「義援金の足しにしてほしい」と渡した。
市はドドン大統領の意向を受けて、3月3日からヤフーオークションにワイン5本を30万円で出品している。市は「お土産用に持参したワインを復興支援として差し出してもらい、ありがたい。今後も友好関係を築いていければ」と話している。【坂根真理】