大阪夏の風物詩「天神祭」船渡御や花火中止 第1次石油危機以来46年ぶり

日本三大祭りの一つ「天神祭」(7月24、25日)の関係者会議は13日、新型コロナウイルスの感染拡大で花火など大半の行事の中止を決めた。中止は第1次石油危機の影響を受けた1974年以来、46年ぶり。
951年に始まった天神祭は近年、2日間で約130万人が訪れ、経済効果は二百数十億円に上るという。中止になるのは、大阪市中心部を流れる大川を約100隻の船が行き交うメイン行事「船渡御(ふなとぎょ)」や、数千発が上がる奉納花火など。観客の密集は避けられないと判断した。
神職による「鉾流(ほこながし)神事」などは実施する。天神祭渡御行事保存協賛会の栗原宏武(ひろむ)・会長代行は記者会見で、「断腸の思いだが、市民の命と健康を第一に考えないといけない」と話した。【榊原愛実】