段ボールで「ウイルス飛沫」防げ 製造会社がパーテーション開発 山形

新型コロナウイルスの感染拡大が全国的に続く中、段ボール製造を手掛ける「出羽紙器製作所」(本社・東京都)の山形工場(山形県天童市清池東2)が、ウイルスの飛沫(ひまつ)感染を防ぐ段ボール製のパーテーション(仕切り)を開発した。
パーテーションは組み立て式(重さ約680グラム)。高さ70センチ、横1メートル、厚さ10ミリの段ボールに脚部を組み込み、くりぬかれた中央部に透明のビニールのシートを張って完成させる。1面タイプ(550円、税込み)、左右が囲まれた3面タイプ(750円、同)の2種類で、白と茶の2色を用意した。
感染拡大が始まった3月下旬ごろから、社内で「何か会社で社会貢献できることはないか」と協議を始め、試行錯誤して開発を続けた。4月中旬に製品化にこぎ着け、既に県内外の行政機関や医療機関などで導入しているところもある。一般家庭からも問い合わせがあり、ニーズが高まっているという。
社会貢献の一環のため、売り上げ目標などはなく、販売期間も感染状況などにより決めていくとしている。渡辺勇工場長(80)は「感染を防止して健康に過ごしてほしい、という思いだけです」と話した。【藤村元大】