札幌で5人死亡、1日あたり最多…クラスター発生の介護老人施設の感染者は74人に

札幌市は10日、市内で10歳未満の男児を含む9人の新型コロナウイルス感染が判明し、5人が死亡したと発表した。死者数は同市が発表した1日あたりでは最多。
死亡したのは70歳代の男女4人と100歳代の女性で、年代と性別以外は明らかにされなかった。
新たな感染者では、重症患者を受け入れている北海道医療センター(西区)で、看護師1人の感染が判明した。同センターの医療スタッフの感染は初めて。看護師は軽症や中等症の感染者が入院する病棟で感染予防策を取って勤務しており、市保健所が感染経路を調べている。同センターによると、4日の深夜勤務で一緒だった3人の看護師を自宅待機にしたという。
クラスター(感染集団)が発生している介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(北区)では80歳代入所者女性が感染、同施設の感染者は74人となった。札幌市のコールセンターでは20歳代女性が感染し、計18人となった。