福島市平石地区にある「へたれガンダム」が手に装備していた「ビームライフル」が盗まれていたことが関係者への取材で分かった。先月3日、現場を訪れた男性が異変に気付き、地元の阿部克己区長(70)が同日中に被害届を福島署に提出した。同署は窃盗事件として捜査している。
「へたれガンダム」は、福島市のアマチュア鉄作家が2010年に制作し、同地区の道路脇に設置した体長約2メートルの鉄製のガンダム像。丸みを帯びた顔や少しがに股の足が「絶妙なへたれ具合」と一部愛好家の間で人気を集め、地元のファンらが
錆
( さ ) びた像を塗装するなどしてきた。ビームライフルも鉄製の自作だった。
阿部区長は「設置から10年間、多くの人に愛されてきたので非常に残念だ。作者は制作した翌年に他界しており、へたれガンダムは遺作でもある。銃を持っていった人は早急に返還してほしい」と話している。