「日本一の芋煮会」新型コロナで中止 代替イベント開催も検討 山形

9月に開催が予定されていた秋の恒例イベント「日本一の芋煮会フェスティバル」(同フェスティバル協議会など主催)について、協議会は12日、新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見込めないとして、今年の開催を中止すると発表した。
「日本一の芋煮会フェスティバル」は、芋煮を通して山形の観光を盛り上げようと1989年にスタート。巨大鍋で作られる芋煮は毎年人気で、実行委員会によると、2018年は約5万人が訪れ、経済効果は約3億1000万円にも上ったという。
同日、山形市内で開かれた協議会の臨時総会には山形商工会議所の矢野秀弥会頭や同市の佐藤孝弘市長ら35人が出席し、全会一致で中止を採択した。協議会は理由について、開催に向けた設営や関係者の打ち合わせなど準備の過程や、フェスティバル当日の「3密(密閉・密集・密接)」の回避が不可能なため、と説明した。一方、今秋に代替のイベント開催を検討しているという。
矢野会頭は「開催の中止は初めてで、非常に残念。楽しみにしてくださった方々には申し訳ない」と述べ、佐藤市長は「『山形と言えば芋煮』というイメージの定着に大きく貢献してくれた。残念だが中止はやむを得ない。来年には多くの皆様をお迎えしたい」と話した。【日高七海】