公明党の山口代表は16日の記者会見で、東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)で再選を目指す小池百合子知事について、「実質的に応援する」と明言した。小池氏の意向を尊重して推薦は出さないが、組織的な支援を行う方針だ。
小池氏は15日夜に山口氏に電話で、選挙戦への協力を求めた。これに対し、山口氏は、都議会で私立高校の授業料無償化の拡大などを巡り小池氏と協力した経緯に触れ、「これまでの積み重ねと都政の継続性の観点から、小池氏以外に期待できない」として支援する意向を伝えたという。
2016年の前回知事選では、自民、公明両党推薦候補が小池氏と対決して敗れた。その後、公明党は、17年都議選で小池氏と共闘し、自民党と対決。今回の知事選では、小池氏の「実質支援」で自公の足並みがそろう形となり、公明党幹部は「ねじれた関係が正常化に向かう」と語る。
ただ、当初予定していた山口、小池両氏の会談は急きょ中止となり、公明党関係者は「既成政党との接近を警戒する(小池氏率いる地域政党)都民ファーストの会から横やりが入った」との見方を示す。来年の都議選では、都民ファと自民党との再対決は避けられない見通しで、公明党は難しい判断を迫られそうだ。