福島県警双葉署などは15日、福島第1原発事故の帰還困難区域を含む富岡町内で空き巣を繰り返したとして、広野町の無職、大谷春義被告(54)を窃盗未遂などの容疑で逮捕、送検したと発表した。未遂を含めて約400件の空き巣を繰り返していたとみられ、既に同罪などで起訴されている。
大谷被告は今年3月3日、帰還困難区域内の富岡町内でドライバーなどを所持していたとして特殊開錠用具所持禁止法違反の疑いで現行犯逮捕された。3月5日には、同区域内での邸宅侵入と窃盗未遂の容疑で再逮捕された。その後、双葉署の調べに空き巣を繰り返していたと供述し、同署などが捜査していた。
大谷被告は一連の容疑を認めており、「お金が欲しかった」という趣旨の供述をしているという。
県警などによると、大谷被告は2017年12月ごろから20年3月ごろまで空き巣を繰り返したとみられるが、金目のものがなかったため未遂が多いという。被害総額は約100万円で、DVDや腕時計などを転売目的で盗んだとみられる。所持していたドライバーでガラスを割って侵入したとみられる。【肥沼直寛】