日本医師会会長に中川氏 現職破り初当選 官僚、政治家に「いざという時はノー」

任期満了に伴う日本医師会(日医)の会長選挙は27日、東京都文京区の日医会館で投票が行われ、開票の結果、副会長の中川俊男氏(69)が現職の横倉義武氏(75)を破り、初当選した。任期は2年。2012年から4期8年務め、安倍晋三首相との太いパイプを生かして安定運営をしてきた横倉氏は5選を果たせなかった。
同日、各都道府県から選出された代議員による投票で選ばれた。開票の結果は、中川氏が191票、横倉氏が174票だった。
中川氏は北海道出身で、地元で脳神経外科病院を経営する。10年に副会長になり、12年以降は横倉執行部の中心的な役割を担ってきた。
今回は選挙前に、横倉氏が任期限りで退く意向を中川氏に伝えたものの、数日後に翻意。こうした経緯に反発した地方の医師会長らが中川氏を支持し、組織を二分する激しい選挙戦になった。政府・与党との緊密さを強調する横倉陣営に対し、中川氏は「官僚、政治家と是々非々でつきあい、いざという時にはノーと言う強さを持ちたい」と対決も辞さない姿勢を強調していた。【原田啓之】