広島・安芸高田市議3人が辞職 河井克行前法相から現金授受の前議長ら

2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、逮捕・起訴された前法相の衆院議員、河井克行被告(57)=広島3区=から現金を受け取ったと認めた広島県安芸高田市の前議長や前副議長ら市議3人が、17日付で議員辞職した。前市長の児玉浩氏(57)をはじめ、克行被告と参院議員の案里被告(46)夫妻からの金銭授受を認めた県内の首長や地方議員の辞職は計7人となった。
辞職したのは、前議長の先川和幸氏(73)▽前副議長の水戸真悟氏(71)▽青原敏治氏(69)――の3人で、市議会に提出した辞職願が受理された。先川氏と水戸氏はそれぞれ19年3月下旬に正副議長室で面会した克行議員から20万円と10万円を受け取り、青原氏は6月上旬に自宅で会った克行議員から提供された10万円入りの封筒を焼却処分したと証言していた。
この日記者会見した先川氏は「これ以上、市民に迷惑をかけることはできないと考えて決断した」と述べる一方、水戸氏とともに、任期満了に伴って11月にも実施される次期市議選への出馬には明言を避けた。
東京地検特捜部は夫妻が19年3月下旬ごろから8月上旬ごろまでに、県内の首長や地方議員ら100人に案里議員への投票や票の取りまとめを依頼する趣旨で計約2900万円を提供したとして公職選挙法違反(買収など)で起訴した。県内ではほかに、克行議員から20万円を受領したと認めた北広島町議の宮本裕之氏(61)が9月以降の辞意を表明している。【池田一生】