ALSの女性、ヘルパーに「知人が来た」と退室促す…2容疑者の滞在は10分ほど

難病の筋

萎縮
( いしゅく ) 性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51歳)を殺害したとして、医師2人が京都府警に逮捕された嘱託殺人事件で、2人が女性宅を訪れた事件当日、女性が介護ヘルパーに「知人」と説明し、別の部屋に移るよう促していたことが捜査関係者への取材でわかった。2人が女性の部屋に滞在したのは10分ほどだった。府警は2人が女性と事前に入念に打ち合わせ、計画的に事件に及んだとみている。
元厚生労働省技官の医師大久保

愉一
( よしかず ) (42)(仙台市)、医師山本直樹(43)(東京都港区)の両容疑者は昨年11月30日午後5時30分頃、京都市中京区の女性宅で、女性の依頼を受けて薬物を投与し、殺害したとして、今月23日に逮捕された。2人は女性の主治医ではなく、SNSで知り合ったとみられている。
女性はマンションに一人で暮らし、24時間体制で介護を受けていた。捜査関係者によると、府警が周辺の防犯カメラなどを調べた結果、2人は事件当日、マンション近くのホテルで合流し、その後、女性宅に向かっていたことが判明した。
2人が女性宅を訪れた際にはヘルパーが付き添っていたが、ヘルパーは、女性から「知人が来た」と伝えられたため、別の部屋に移動して待機。10分ほどして2人が家を出た後、ヘルパーが女性の部屋をのぞくと意識を失っていたという。