桜を見る会参加の元祖「半グレ」逮捕 合同捜査で狙い撃ちした沖縄県警と大阪府警の本気度

「桜を見る会」に参加していた地下格闘技団体「強者」の創設者で大阪の半グレの元祖、住所不定・自称経営コンサルタントの山根真一容疑者(50)が先月、野球賭博を主催したとして、賭博開帳図利の疑いで沖縄県警組織犯罪対策課に再逮捕された。

山根容疑者は昨年6月25日から今年3月25日までの間、プロ野球や高校野球453試合を対象に無料通信アプリを使って県内外の客数十人から1口1万円で賭け金を募り、5231万円を集めていた。手数料として賭け金の1割が山根容疑者の懐に入り、多い時は1試合で100万円の賭け金が集まることもあったという。

県警は山根容疑者を拠点としていた石垣島から、沖縄本島に移送。雑談には応じているものの、「すべて間違っている。賭博には関わっていない」と肝心な話になると、口をつぐんでいるという。

県警は、まず6月23日に山根容疑者を逮捕。実質、経営している飲食店の従業員が「店を辞めたい」と申し出た際、脅迫して働かせ続けたとして、労働基準法違反(強制労働の禁止)容疑で逮捕した。同法の適用は県警初のことで、今回の再逮捕につながった。

山根容疑者が大阪から石垣島に来てからというもの、関西弁を話すガラの悪い連中が繁華街でたむろしビーチでは入れ墨だらけの半グレが我が物顔でジェットスキーの爆音を轟かせ、地元の住民たちを震え上がらせていた。

■まずは「牛殺し」と労基法違反で逮捕

大阪府警も5年前、沖縄県警と合同で、まずは「牛殺し」の容疑で山根容疑者を逮捕している。

「食肉解体場以外の場所で牛を解体したとして、山根と妹を『と畜場法違反』の疑いでパクったんや。牛を1頭、ハンマーでブン殴って解体し、内臓を妹が石垣島で経営していたホルモン屋に持ち込んどった。今回の飲食店従業員もそうなんやが、山根は下のモンを暴力で支配する。耐え切れなくなって距離を置こうとすると、嫌がらせをするんや。どんな悪さをしとるか、立件できるネタがないか探っとったら、山根に嫌気を差した連中から牛殺しの話が出たんや」(捜査事情通)

当時も山根容疑者はやりたい放題で、その後、強要、脅迫、恐喝の容疑で3回逮捕されている。

「以前は、タレントの島田紳助が『俺のケツモチは誰やと思っとんねん』と言うとった極心連合会がバックにおったんやが、今は九州に拠点を置く別の暴力団と仲良うやっとる。まぁ、金儲けがうまいから、ヤクザにとっても利用価値があるんやろ。山根を訪ねて石垣島にもちょこちょこ行きよったわ」(捜査事情通)

先月30日、石垣市の飲食店で従業員6人の新型コロナウイルスの感染が確認され、初のクラスターが発生したが、島民にとってはコロナ同様、半グレ連中は招かれざる客だ。