吉村知事また妄言で赤っ恥…「大阪は早めに人工呼吸器」に医療関係者から批判殺到

「イソジン発言」に続き、また吉村洋文大阪府知事が妄言を口にして、問題となっている。

一向に新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない大阪府。特に深刻なのが重症者の人数だ。ピーク時より7人減ったものの、8月1日に20人だった重症者は18日の時点で65人(入院者数561人)いて、東京の31人(同1661人)を大幅に上回っている。

吉村知事は14日の会見で重症者が急増した理由について問われ、「大阪の場合、死亡者をできるだけ減らすため、早めに気管挿管して人工呼吸器をつけて命を救う治療を優先していると聞いている」と発言した。大阪は東京都や他県より早めに人工呼吸器をつけるので、“重症者扱い”となる患者が多いという主張だ。統計上、人工呼吸器をつけると重症者になる。

しかし、会見の模様が関西のローカル番組「報道ランナー」(関西テレビ)で取り上げられると、地元の医療関係者から批判の声が続出。大阪大学大学院医学系研究科教授の仲野徹氏も、「大阪だけ治療が違う???ありえない妄言を吐くようになったらおしまいでしょう。こんなことでごまかせると思っているのか、吉村知事は。粛々と重症化率の高さを受け入れないと、とんでもないことになる」とツイートした。

そもそも医学的には早めに人工呼吸器をつけても意味はないという。

■府の担当者は全否定

医師として現場で集中治療室への入室など、患者の入院調整にあたっている大阪府感染症対策課の担当者に聞いた。

「少なくとも治療の方針については医療機関それぞれに判断してもらっています。例えば『こういった酸素需要の状況になったら、早めに気管挿管しましょう』といった統一的な見解を大阪府が出しているわけではありません」

知事はそう報告を受けたと言っているが、誰から聞いたかは、不明だという。

「一医師の私の意見からすると、無理に早く気管挿管しているという印象はありません。早めに装着したからといって効果はあるのですか? 現時点でそういったエビデンスはありません」(感染症対策課担当者)

吉村知事は今回の発言の10日前にも「イソジンがコロナに効く」とデタラメを言って、日本中をパニックに陥れたばかり。相次ぐ妄言は感染拡大を止められない焦りの裏返しなのか。