長かった梅雨から一転、8月に入ってからは猛暑に見舞われている日本列島。 8月17日に浜松(静岡県)では41.1℃、日本の最高気温ランキング1位タイの気温を観測しました。 今年はなぜこれほど急激に暑くなったのでしょうか。また、この先の残暑はどうなりそうでしょうか。 ■記録的な猛暑 8月11日には、伊勢崎(群馬県)、桐生(群馬県)、鳩山(埼玉県)で、今年全国で初めて40℃を超えました。 8月17日に浜松で、最高気温41.1℃を観測しました。2年前、2018年7月23日に熊谷(埼玉県)で観測された、日本の最高気温ランキングの1位と並ぶ記録的な高温です。 (外部配信先では図や表などを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください) 浜松は、前日の8月16日も最高気温が40℃を超えており、2日連続の40℃超えでした。同日は天竜(静岡県)で40.9℃を観測し、ランキングの6位に入っています。 また、気温は日陰で観測しています。直射日光の下では5℃くらい高く、アスファルトの照り返しがあればさらに高くなるおそれがあります。 今年7月から関東甲信で運用が始まった「熱中症警戒アラート」は、1シーズンに7日間くらいの発表を見込んでいたそうですが、東京では8月10日から18日は9日連続。8月22日までで、すでに12日間も発表されています。 東京都監察医務院によると、東京では8月1日から22日までの熱中症による死者が170人にのぼり、8月の熱中症死亡者数が過去最多になりました。これまでは、昨年2019年の115人が最多でしたが、今年は約3週間でそれを大きく上回っています。 ■マスク着用や外出自粛が熱中症リスクを高めている 亡くなった方の8割以上がエアコンを設置していなかったか、もしくは使用していませんでした。また、新型コロナウイルス感染症の対策のためにマスクを着用していることや外出自粛による筋力低下が熱中症のリスクを高めていることも考えられます。 <猛暑の原因① PJパターンで急激な暑さに> 「PJ(太平洋-日本)パターン」というのは、台風が発生することが多い南シナ海からフィリピン付近の海域で対流活動が活発になって積乱雲が多くできると、日本付近に太平洋高気圧が張り出すという相関関係のことをいいます。 7月は「負のPJパターン」で対流活動が不活発で台風の発生数は史上初のゼロに。また、太平洋高気圧が日本付近に張り出さなかったため、梅雨前線が長く日本付近に停滞していました。
長かった梅雨から一転、8月に入ってからは猛暑に見舞われている日本列島。
8月17日に浜松(静岡県)では41.1℃、日本の最高気温ランキング1位タイの気温を観測しました。
今年はなぜこれほど急激に暑くなったのでしょうか。また、この先の残暑はどうなりそうでしょうか。
■記録的な猛暑
8月11日には、伊勢崎(群馬県)、桐生(群馬県)、鳩山(埼玉県)で、今年全国で初めて40℃を超えました。
8月17日に浜松で、最高気温41.1℃を観測しました。2年前、2018年7月23日に熊谷(埼玉県)で観測された、日本の最高気温ランキングの1位と並ぶ記録的な高温です。
(外部配信先では図や表などを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)
浜松は、前日の8月16日も最高気温が40℃を超えており、2日連続の40℃超えでした。同日は天竜(静岡県)で40.9℃を観測し、ランキングの6位に入っています。
また、気温は日陰で観測しています。直射日光の下では5℃くらい高く、アスファルトの照り返しがあればさらに高くなるおそれがあります。
今年7月から関東甲信で運用が始まった「熱中症警戒アラート」は、1シーズンに7日間くらいの発表を見込んでいたそうですが、東京では8月10日から18日は9日連続。8月22日までで、すでに12日間も発表されています。
東京都監察医務院によると、東京では8月1日から22日までの熱中症による死者が170人にのぼり、8月の熱中症死亡者数が過去最多になりました。これまでは、昨年2019年の115人が最多でしたが、今年は約3週間でそれを大きく上回っています。
■マスク着用や外出自粛が熱中症リスクを高めている
亡くなった方の8割以上がエアコンを設置していなかったか、もしくは使用していませんでした。また、新型コロナウイルス感染症の対策のためにマスクを着用していることや外出自粛による筋力低下が熱中症のリスクを高めていることも考えられます。
<猛暑の原因① PJパターンで急激な暑さに>
「PJ(太平洋-日本)パターン」というのは、台風が発生することが多い南シナ海からフィリピン付近の海域で対流活動が活発になって積乱雲が多くできると、日本付近に太平洋高気圧が張り出すという相関関係のことをいいます。
7月は「負のPJパターン」で対流活動が不活発で台風の発生数は史上初のゼロに。また、太平洋高気圧が日本付近に張り出さなかったため、梅雨前線が長く日本付近に停滞していました。