浅草でにぎわい復活気配 浅草演芸ホール・松倉由幸社長「どーんと爆発」「この土曜からわんさか」「先週末から3倍ほど増加」

4連休の3日目となった21日、新型コロナウイルスの影響で客足が遠のいていた東京都内の観光地は、多くの人でにぎわった。
人、人、人…目の前に見える浅草寺になかなかたどり着けないほどの人混み。東京・浅草の仲見世通りは久々の活況を呈した。浅草演芸ホールの社長・松倉由幸さん(57)は「びっくりしちゃった。この土曜日から人がわんさか出てきたなと思って。連休前からご年配の方は少しずつ寄席に戻ってきていたんですけど、連休に入って若い人を中心に大勢戻ってきて、どーんと爆発した感じ」と喜びの様子。先週末と比べ、「3倍ほど人の流れが増加した」と話した。
この日、浅草演芸ホールは感染防止対策で客席を50%減らしてはいるものの、用意している客席はほぼ満席になり、札止めにしていた時間帯もあったという。
浅草だけでなく、銀座の歩行者天国や渋谷のスクランブル交差点なども多くの人でにぎわった。日本道路交通情報センターによると、21日午前11時ごろには、中央道の下りで藤野パーキングエリア付近を先頭に47キロ、関越道の下りで高坂サービスエリア付近を先頭に34キロなど、下り線で渋滞が起きた。新型コロナの自粛ムードから一転、全国各地の行楽地へ多くの人が足を運んだ。
10月1日からは政府の観光支援事業「Go To トラベル」に東京発着の旅行も追加され、人の流れはさらに増加することが見込まれる。松倉さんは「今まで東京が除外されていたということは非常に大きかったです。8月の書き入れ時にお客さんがどーんと減ってしまった」とこれまでのひっ迫した状況を説明。その上で、「今後東京の除外が解除されるということは非常にうれしい。クーポンをもって浅草に大勢こられて、寄席を見に来られる方も増えるんじゃないかと期待しております」と笑顔を見せた。(瀬戸 花音)