前橋のホテル経営者刺殺、ベトナム人の男を強盗殺人容疑で再逮捕

前橋市のホテルで9月、経営者の堀越つる子さん(当時71歳)が刺殺された事件で、群馬県警は5日、ベトナム国籍で住所不定、無職レ・チュオン・ズオン容疑者(30)を強盗殺人と建造物侵入の疑いで逮捕した。
発表によると、ズオン容疑者は9月10日午前9時40~50分頃、同市富士見町皆沢のホテルの中庭で、堀越さんの背中の左肩付近を刃物で刺して殺害し、事務所に侵入して現金約5万5000円を奪った疑い。調べに対し「話したくない」と認否を留保している。
ズオン容疑者は15日、東京都内の交番に「群馬県で人を殺した」と出頭し、県警にタクシーの無賃乗車の詐欺容疑で逮捕されていた。
捜査関係者によると、ズオン容疑者は奈良県内で技能実習生として働いていたが、数か月前に行方が分からなくなっていた。