和歌山県橋本市高野口町名倉の住宅街で4日夜から5日にかけ、木造家屋8棟が全焼する火災があり、焼け跡から2人の遺体が見つかった。県警は、連絡が取れなくなっているいずれも70代の男性とみて身元確認を急ぐとともに、出火原因を調べている。
県警などによると、4日午後9時半すぎ、「建物が燃えている」と近所の住民から119番があった。現場は長屋など木造家屋が密集しており、約1900平方メートルにわたって燃え広がった。
火は5日午前4時40分すぎに消し止められ、その後の捜索で長屋の焼け跡から遺体が見つかった。他にけが人はいないという。
現場はJR和歌山線高野口駅から南西約200メートル。
[時事通信社]