検察側「承諾ないのは明らか」=3人殺害で中間論告―座間9遺体公判・東京地裁支部

神奈川県座間市のアパートで10~20代の男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人罪などに問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判第9回公判が19日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)であり、最初に殺害された被害者ら3人に関する検察側の中間論告が行われた。
検察側は「具体的な殺害状況からすれば、被害者が承諾していないのは明らかだ」と述べ、弁護側が主張する刑の軽い承諾殺人罪の成立を改めて否定した。
その上で、最初に殺害された神奈川県厚木市の女性=当時(21)=や、群馬県邑楽町の女子高校生=同(15)=、神奈川県横須賀市の男性=同(20)=の各事件で、殺害の承諾はなかったとした被告の法廷での供述は、客観的な事実と符合するなどと指摘。「被告の供述は十分に信用できる」と訴えた。
弁護側も中間弁論を行い、被害者の3人は被告に殺害方法を指定したり、わざわざ会いに来たりしていたと反論。被告が殺害の承諾はなかったと話しているのは、承諾殺人が認められることを諦めているためだと主張した。
[時事通信社]