風呂用の黄色いプラスチック
桶
( おけ ) 「ケロリン桶」に酒を注ぎ、客に提供している飲食店があるとして、桶を販売する医薬品会社「富山めぐみ製薬」(富山市)は、ホームページで「食器としての安全性が担保できない」と注意を呼びかけている。今のところ健康被害は確認されていないという。
同社によると、アルコールや、レモンなどかんきつ類に含まれる成分は、プラスチックを溶かす恐れがあるが、桶は食器ではないため、溶出試験などを行っていない。
同社の調査によると、桶に酒を入れるなど食器代わりに使う飲食店が、全国に約50店舗あった。桶に大量に入れたレモンサワーをひしゃくでコップに分ける使い方が多いという。個別にやめるよう要請していたが、これ以上増えないようにと、今月上旬から注意喚起を始めた。
ケロリン桶は1960年代に同社前身の内外薬品が製造する鎮痛薬「ケロリン」の広告付き湯桶として登場。銭湯を中心に全国に広まり、親しまれた。近年ではアニメやゲームのキャラクターがデザインされた桶も作られ、年間約5万個が出荷されているという。
同社の担当者は「当社は医薬品会社なので安全性が第一。桶も医薬品と同じく、用法を守り、適切にお使いください」と話している。