沖縄県は19日、同県大宜味村のバナメイエビの養殖場で、「急性
肝膵臓壊死
( かんすいぞうえし ) 症(AHPND)」の発生が国内で初めて確認されたと発表した。養殖場は県の指導に基づき、エビ約2000匹の殺処分や施設の消毒を行った。
発表によると、AHPNDは2009年に中国で初確認された致死率が高い甲殻類の伝染性疾病で、人への感染は確認されていない。この養殖場は8月にタイから約10万匹を輸入して養殖を始めたが、県に飼育状況報告書を提出していなかったことから、10月8日に県の立ち入り検査を受けた。その際、エビが大量死していることがわかった。
18日、水産技術研究所の検査で陽性が確認された。この養殖場は海に面しておらず、出荷や他の養殖場への移動はしていないという。
AHPNDは、県内で養殖が盛んなクルマエビにも伝染することがあり、県は「クルマエビ養殖業に被害が及ばないよう、迅速かつ的確な防疫措置に万全を期す」としている。