県警本部の壁面、差別的言葉の落書き発見「警戒を徹底する」

水戸市笠原町の茨城県警本部の壁面や周辺の看板で、複数の落書きが見つかった。県や県警などへの取材でわかった。水戸署が器物損壊容疑や軽犯罪法違反容疑を視野に捜査を進めている。
県などは少なくとも4か所で、計6件の落書きを確認している。いずれも油性ペンを使ったとみられる。県警の本部庁舎西側にある搬入口の看板や北側外壁などには、差別的な表現を含む言葉などが書かれていた。
県警の職員が20日夕、発見したという。水戸署は同日中に、現場周辺の鑑識活動を実施した。
県管財課の担当者は「県民の財産に落書きするのはよくない。警察の指示を仰ぎつつ落書きを消したい」と話した。県警警務課も「警戒を徹底してまいりたい」としている。