東京都西東京市は22日、海外から同市に転入した外国籍の女性に対し、同姓同名の別人と同じマイナンバーを付与していたと発表した。
市によると、女性は2018年11月、海外からの転入手続きで同市役所を訪れた。市民課の担当者が住民基本台帳ネットワークで、氏名、生年月日、性別を検索したところ、都外に住所がある別人と一致。女性は国内に居住するのは初めてだったが、担当者が同一人物だと思い込んだという。
女性は約1年後に西東京市から転出。転出先の年金事務所でマイナンバーの重複が判明した。
市民課は「氏名、生年月日、性別による確認だけでは同様の誤りが生じる可能性がある。今後はより丁寧な確認に努める」としている。