福島県議会の長尾トモ子副議長(郡山市)が、副議長就任あいさつとして郡山市議会(定数38)の市議にボールペンを配布していた。長尾副議長は、対象は市議のみとしているが、県選挙管理委員会は公職選挙法が禁じる寄付行為に当たるとしている。
長尾氏は昨年12月に副議長就任。新型コロナウイルス感染拡大の影響で祝賀会やあいさつ回りができなかったとして、あいさつ状を添えて「粗品」としてボールペン1本を市議に今月配布した。自民会派に限らず、市議全員に配布した一方、一般市民には配っていないという。
長尾副議長は「今年は就任のあいさつもできなかった。ペンは1本100円ぐらいで、名前も入れていない」と違法性の認識を否定。ただ、県選管は「市議であっても市民であり、厳密に言えば違反」と指摘している。【高橋隆輔】