群馬県沼田市が発注した工事を巡る官製談合事件で、同市契約検査課長の見城正一容疑者(56)(官製談合防止法違反、公契約関係競売入札妨害罪で起訴)が、「業者と良好な関係を築くことで役所内の評価を得たかった」などと供述していることが12日、捜査関係者への取材でわかった。
同市を巡る官製談合事件では、汚水管工事の入札でも予定価格が漏れていた疑いがあるとして、見城容疑者と同市の「佐藤建設工業」元取締役の佐藤隆容疑者(66)(公契約関係競売入札妨害罪で起訴)が11日、官製談合防止法違反、公契約関係競売入札妨害の容疑で再逮捕された。
捜査関係者によると、見城容疑者は公共工事を進めるにあたり、同社との連携や意思疎通を円滑にするため、佐藤容疑者と友好的な関係を築きたかったという趣旨の釈明をしているという。金銭の授受については両容疑者とも否定しており、県警はほかにも動機があった可能性があるとみて調べを進めている。
県警は12日、市役所を捜索し、工事に関係する書類など33点を押収した。