110番 スマホ映像で受け付け 全国の警察で2021年度中に

警察庁は21日、110番の際に映像も受け付ける新システムを2021年度中に全国の警察で導入する方針を決めた。事件や事故の現場の状況を通報者にスマートフォンで動画撮影してもらう仕組み。リアルタイムで映像を通じて警察も把握することで、的確な初動対応につなげたい狙いがある。
通報を受理する都道府県警の通信指令室が必要に応じて、了解が得られた通報者のスマホにショートメッセージサービス(SMS)でURLを送信する。通報者がURLに接続すると、スマホのビデオ通話機能が自動で起動し、撮影した動画がそのまま通信指令室に転送される。音声も通信指令室に聞こえるようにする。現場へ駆け付ける警察官が持つ警察用スマホにも映像を転送できるようにすることを検討している。
21日に閣議決定した21年度予算案に新システムの整備費として約5960万円を計上した。19年に全国の警察が受理した110番は909万5440件で、うちスマホなどの移動電話からが74%を占めた。【町田徳丈】