三沢空港(青森県三沢市)で2019年10月、滑走路内に航空自衛隊の戦闘機が誤進入し、旅客機が着陸を中止したトラブルで、国の運輸安全委員会は21日、調査報告書を公表した。報告書は、戦闘機の機長が管制官からの情報を誤認したことなどが原因と考えられると指摘した。
トラブルは19年10月3日午後0時45分頃に発生。大阪(伊丹)発三沢行き日本航空2163便が着陸しようとしたところ、滑走路内に航空自衛隊の戦闘機が進入し、着陸を中止した。戦闘機と同便との距離は約4・4キロに迫っていた。
報告書によると、戦闘機の機長は、管制官が「出発が遅れる」と伝えた情報を離陸許可と勘違いした。
また、機長は、すぐに別の情報を送信したため、管制官の待機指示を受信できなかった。速やかに離陸することに気を取られ、滑走路に入る前の目視確認を行わなかったこともトラブルの原因と考えられるという。
航空自衛隊は基本動作の徹底などの再発防止策を講じ、各飛行部隊への安全教育を実施したという。