栃木県那須町の遊園地「那須ハイランドパーク」で2019年8月、遊具の利用者が転落死した事故で、利用客の落下事故を防ぐ注意義務を怠ったとして、県警は近く、遊具担当だった当時のアルバイト従業員(20)と、現場責任者だった40歳代の元社員を業務上過失致死の疑いで書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
事故は19年8月5日正午前、屋内施設「ノボランマ」内で発生。高さ約5メートルの踏切台から空中につるされたサンドバッグに飛び移る遊具「リープ・オブ・フェイス」を、神奈川県の男性(当時51歳)が利用していた際、転落して死亡した。
運営会社「藤和那須リゾート」が設置した安全委員会が事故から4か月後に公表した調査報告書は、アルバイト従業員が命綱をつけ忘れたことが事故の直接の原因とした。
捜査関係者によると、現場責任者は、アルバイト従業員が事故の9日前に働き始めたばかりで、アトラクションの知識が不足していたにもかかわらず、遊具の運営を1人で任せていたという。