2019年参院選を巡る大規模買収事件で有罪判決を受けた参院議員の河井案里被告(47)は3日、山東参院議長に議員辞職願を提出し、同日の参院本会議で許可された。辞職を受けた参院広島選挙区の補欠選挙は、衆院北海道2区と参院長野選挙区と同じく4月25日に行われる。
河井被告は1月21日、東京地裁から公職選挙法違反(買収など)で懲役1年4月、執行猶予5年の判決を受けた。河井被告は3日、控訴しないとする声明を発表し、「判決内容には納得しかねるが、政治的責任を引き受けるべきと考えている」と説明した。有罪が確定すると失職するが、河井被告は辞職を選んだ。
河井被告は19年7月の参院選広島選挙区で初当選。20年6月、夫で衆院議員の克行・元法相(公判中)とともに公選法違反容疑で逮捕された。逮捕直前に夫妻で自民党を離党した。
三つの補選は、それまでに衆院解散がなければ、菅内閣発足後初めての国政選挙になり、今秋までに行われる衆院選の行方を占う戦いとなる。収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛・元農相(自民党を離党)の議員辞職に伴う衆院北海道2区補選については、与党は候補を擁立しない方針だ。