防衛省近畿中部防衛局は20日、滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で発射した赤外線照明弾1個が演習場外にそれ、約1キロ離れた畑に落下したと発表した。照明弾は直径約1メートルのナイロン製パラシュートにつるされており、残骸(重さ約600グラム)が風に流されたとみられる。けが人は確認されていない。
同防衛局によると、18日夜、陸自第37普通科連隊(大阪府和泉市)が照明弾の性能確認試験で計16発を発射。19日朝、落下予定地点から南に約2・3キロずれた畑に落ちているのを住民が発見した。落下場所は通常、確認しないという。
同演習場では昨年11月、迫撃砲弾の発射訓練中に1発が演習場外に着弾し、乗用車が破損する事故があった。福井正明市長は謝罪に訪れた島真哉・同防衛局長らに「再びこうしたことが起き、訓練の安全管理に疑念を抱かざるを得ない」と抗議した。【塚原和俊】