滋賀県出身のアーティスト、西川貴教さん(49)が琵琶湖の環境保全と地域振興をテーマに企画する音楽フェス「イナズマロックフェス2019」が21日、同県草津市の烏丸半島で開幕する。22日までの2日間、湖国は熱狂に包まれる。一方、19日に発生した台風17号の影響について、同実行委は「進路によっては開催に影響を与える可能性もあり、予定通り開催する場合でも無理はせず、十分に気を付けて来場を」と呼び掛けている。
メインステージ「雷神」には、2日間で計15組のアーティストが出演。西川さんのほか、UVERworld▽KEYTALK▽THE RAMPAGE from EXILE TRIBE▽日向坂46(以上21日)▽キュウソネコカミ▽ゲスの極み乙女。▽ももいろクローバーZ(以上22日)――などが名を連ねる。幕あいには、滋賀県出身のお笑い芸人「ひょっこりはん」らもネタを披露する。
無料エリアには、若手アーティストが出演する「風神」と、ご当地キャラクターなどが登場する「龍神」の2ステージを設置。飲食店ブースやアーティストグッズの販売ブースも出店し、体験型観光のPRを通じて滋賀の魅力を発信するイベント「おいで~な滋賀体感フェア」もある。
各日とも、無料エリアは午前10時開場。「雷神」は正午開場、午後2時開演で、午後8時終演予定。開催情報やチケットの詳細などは公式ホームページ(https://inazumarock.com/2019/)で。会場に駐車場は無く、JR草津駅近くの野村運動公園(同市野村3)から有料シャトルバスが運行されている。
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「イナズマロックフェス2019」のリハーサルを20日、会場に近い草津市立常盤小の6年生43人が見学した。児童たちは西川貴教さんと記念撮影をした後、準備作業が進むグッズ売り場やテレビ中継車などを見学。メインステージ「雷神」では、本番さながらに歌う西川さんが、リズムに乗って手を振る児童に、手を振り返す場面もあった。
西川さんは、本番前日の気持ちを児童から問われ「みんなも運動会の前の日は緊張するでしょ? それと同じです。イナズマに来てくれる人に、いいものを届けたい、いい思い出を持って帰ってもらいたいから、とても緊張しています」と表現。緊張をほぐす方法について尋ねられると「変に意識するとダメなので、おじいちゃんやおばあちゃん、自分の大切な人に見てもらおうと考えてます」と答えた。
見学した石田瑞稀さん(11)は「西川さんは、優しいお兄ちゃんみたいな人。本番も行くので盛り上がりたい」。太田颯(はやて)さん(11)は「地元でこんなイベントがあるのはうれしい。ライブはもちろん、フードフェスも楽しみ」と期待した。【成松秋穂、礒野健一】