顧客口座から2450万円詐取の元銀行員、買った物は大半が新品…「買うことで満たされた」

顧客の口座から現金約2450万円をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた秋田市の元秋田銀行員の女(37)の論告求刑公判が24日、秋田地裁(板東純裁判官)で開かれた。検察側は懲役5年を求刑し、結審した。
起訴状などによると、元行員は2015年~19年、同行外旭川支店で、顧客からの依頼を装い預金口座から同僚に出金させるなどして、現金をだまし取ったとされる。現金は、食器や洋服などクレジットカードによる買い物の支払いにあてていた。
被告人質問で元行員は「買った物は大半が新品のまま。買うことで満たされた」と述べた。
検察側は論告で「銀行の信頼を逆手に取った犯行態様は悪質」と指摘。弁護側は「(着服金の)弁償のために早期に就労する必要がある」と執行猶予付きの判決を求めた。