菅義偉首相は9日、インドのモディ首相と電話会談した。菅氏は、中国による東・南シナ海における一方的な現状変更の試みや香港、新疆ウイグル自治区の人権状況などを取り上げ、「深刻な懸念」を表明。両首脳は「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向け、米国やオーストラリアを加えた4カ国の連携強化で一致した。
日印関係では、安全保障やデジタル化推進を含む経済関係の強化を申し合わせた。両政府間で1月に、外国人の在留資格「特定技能制度」に関する協力覚書に署名したことも歓迎した。
菅氏は北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決に向けた協力を要請。両首脳はミャンマー情勢をめぐり「重大な懸念」を共有し、連携して対応することを確認した。菅氏とモディ氏の電話協議は昨年9月に続き2回目。
[時事通信社]